私ども柏屋の本店、支店には、ちょっと変わったショーウインドーがあります。毎月1篇、子どもの詩が飾られるのです。そして、そのウインドーを『青い窓』と呼び、同名の小冊子を月刊(震災後は隔月)で発行してきました。
その活動が、本年2013年5月で55周年を迎えました。『青い窓』は545号を数え、これまでに投稿された詩は約30万篇、掲載された詩は1万篇以上にのぼります。
『青い窓』は昭和33年5月に郡山で誕生しました。盲目の詩人のひろしちゃんこと佐藤浩を中心に、看板屋のけんちゃんこと篠崎賢一、画学生のみっちゃんこと橋本貢、饅頭屋のようちゃんこと四代目本名善兵衛(幼名洋一)という幼なじみの仲間4人が、子どもの夢を育む場を作ろうと、詩を募集し、展示、出版する活動を始めたのです。
その後『青い窓』からは何冊もの単行本が生まれ、国内外に12もの姉妹紙が誕生しました。また、詩に感動した作曲家の皆様からのお申し出により50を超える詩にメロディがつけられ歌となりました。さらに『青い窓』の詩を世界に紹介する「スカイライトプロジェクト」も昨年から始まっています。
地道に、しかし着実に『青い窓』は進化しています。ぜひ、ホームページをご覧ください。また、ぜひ一度、開成柏屋内「青い窓ポケットガーデン」に遊びにお越しください。
本名善兵衛(柏屋 五代目当主)
(開成柏屋内)/福島県郡山市朝日1-13-5 TEL:024-925-6451
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女子アナウンサーさん達がボランティアで青い窓の詩を朗読するアプリ。震災をきっかけに創刊。無料。
●iPhone/iPad版 ●Android版
いずれも「ぼくらの ことのは」で検索してみてください。