赤坂青野といえば、小風呂敷包みにしたきな粉餅の元祖「赤坂もち」が有名だが、いま、もう一つの餅菓子が評判になっている。
その名も「感謝の喜もち」。餡にも求肥餅にも黒砂糖をたっぷり使い、仕上げに和三盆糖をふわりとまぶした一口サイズの大福餅だ。そして、思わず笑ってしまうのは、それが賞状筒に入っていること。
筒の中には「感謝状」も同封されている。通常の文章は菓子の栞だが、文字なしの感謝状も用意されているので、ここは自筆で「ひとこと」書きたいところ。普段なら照れてしまうような言葉も、菓子にユーモアがあふれているから思いきって書けそうだ。冠婚葬祭や同窓会などで数がまとまれば印刷のサービスもある。
街の和菓子屋≠目指して歩んで来た赤坂の老舗の大福餅は、上品で愛嬌があって、もちろんおいしい。
まずは、いつも身近にいるあの人へ。
「ありがとう」。
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